- 葬儀・相続・散骨相談センタートップ
- 2017年の新年迎え
年頭の挨拶
希望に満ちた新たな年を迎え、改めて昨年を振り返りたいと思います。
はじめに2017年、今年の干支は酉年、時を同じくして私にとって還暦を迎える記念すべき年でもあります。
今年でSOGIサポートセンターは18年目を迎えました。
これまで多くの方々の旅立ちと送りのべに携わらせて頂きました。
ご依頼頂くご家族の悲しみ、苦しみ、そして その後の喪失感を感じながら
繰り返し行うことの出来ない送りのべ(葬送)において
私共は「あなたの願うお葬式を実現します!」という理念の基、全身全霊で生命の終焉に関わらせて頂いております。
近年、ご依頼頂く方々の意識の変化を感じます。
2013年、当社で対応している福祉葬プラン(火葬のみ)のピークを境に、
多死社会だからと簡易なお別れだけを希望される方が減少しております。
家族だけでも想いを込めた、送りのべ・お葬式にしたいと願うご依頼者が増えて来たのです。
私自身も昨年 最愛の母が他界し、母を送り述べる葬家になったことで感じる事と再確認する事がありました。人は急な時、予想もしていない訃報に戸惑い通常の判断がつかなくなることがあります。
葬送のプロとして十分に理解していたことでしたが、大切な母の突然の死は
心情的に一人の娘へと戻っていました。
2010年にも最愛の夫を7ヶ月の闘病を共にし、夫の遺志である「ファイナルノートBooK」に託された おくりのべを施行しました。その後 心の痛み、悲しみや辛さ喪失感を感じグリーフワーク(悲嘆)に耐えながら少しは心癒えてきた様に思えていた昨年、母の死は一層 逆境に強くさせてくれた年となりました。
終活の先駆者として、当然母も「ファイナルノートBooK」に自分の遺志を記し、公正証書遺言を作成し、トラブルの無い様に、そして葬儀・葬送は参列頂いた多くの方に誉めていただける送りのべとなりましたが母に対しての悔いが残らない事はありません。
人は反省する動物です。優しい人ほど悔いを残します。
あの時「もし一緒にいたなら…」「助けられたのでは…」と母方の親戚からは、「あっぱれな人生」と何度も何度も「これで良かったのよ」と言われても時折、溜息の出る日々です。
そんな私の救いになっているのは、日々訪れる相談者の方やご依頼のご葬家の方々です。何故なら、余命の告知を受けどうしてよいか判断に迷われ、尋ねられる方々のお役に立てることは専門家としての遣り甲斐に繋がり、「有難うございました」と感謝される想いに勇気と遣り甲斐をいただいているからです。
当社から発信した【事前相談・事前見積】は葬儀業界でも定着しつつありますが、当社独自の総額表示は、業界内でまだまだ定着しておりません。
しっかりとカウンセリングにて信頼関係が構築し、見積提示をさせて頂くと
「金額ではないのです」「大切な家族のお送りのべを、自分たちの考えるように安心してお任せ出来ます」と、その様に告げられ安心してご依頼される昨今です。
事前相談の過程から信頼関係を構築し安心して、ご依頼頂けることを第一に
一層、襟を正し誠心誠意「人の想い」を大切に葬送事業に邁進して参ることを本年の挨拶に代えさせて頂きます。
結びに、ご依頼頂きましたご葬家の皆様・お世話になっている皆様・今後関わる皆様のご多幸を切に願い、本年も幸多い年になりますよう祈念申し上げます。